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2011年9月12日 (月)

2011年9月11日〔日高正信〕

同期で高校時代から幼馴染みである早瀬くんとCOLNAGOドラゴンこと宮田さんと「ろうおじさん」というチームを組んでMTB大会に参加。が・・・前日に宮田さんが高熱でダウンしてしまって不参加。代わりの人もみつからず結局2人でやることになった。もう一つのチームは、箭内君、松村君、芦崎君の「ろうヤングチーム」
早瀬君と箭内君は今年2月のカーフマンレース以来、約半年ぶりの再会。協会の選手&マッサージトレーナーであり、早瀬君のお気に入りだという箭内君。
彼はガスコンロつきのの釜を持参。早瀬君がその能力を買うというだけあって行動や発想がグッド!現地で炊いたお米はコンビニで買うご飯よりずっとうまかった!お米に鮭のふりかけをパクパク食べて大会に対するモチベーションがあがった。
MTBの初乗りで馴らしということもあってコースを下見することに。その後、せっかくあがったはずのテンションが下がりまくり・・・。
「え?こんなレースってあり?」
そう、振り返ってみると・・・。
岩や小石だらけの長い登り坂・・・アスファルトのロードと違って思い切り漕ぐとカラ回転してしまうので漕ぎ具合の加減が難しい!
長くえぐられたくぼみが続く山道・・・タイヤの置き所に頭を使う!
露で濡れた芝生の下り坂・・・うっかりすると滑る!
明らかに意図的に土が掘られた下り坂・・・ここで何回か転びそうになったくらいこのコースで一番危なかった!
中間に落ち葉で覆いかぶさっていて見えにくくさせた切り株の突出・・・1回目は気づかずにつまずいて転びそうになったわ!
木のチップで覆われた道・・・漕いでも漕いでもなかなかホイールが回らない!
下り坂→登り坂の急Uターン・・・早瀬君いわく「ゼロスタート」といわれる地点。下りの反動を使って上り坂をいくことができない急Uターン。

最後は色々な障害を越えてお疲れという感じでゆるいコース。
全体で3km。これを4時間中に多く周ったチームから上位を決めていく。
ロードなら軽くあっという間の距離だが、下見からしてMTBでの3kmはきつい・・・。
とにかく気合でいくしかない!
MTBの初挑戦スタート!
早瀬くんがスタートの先陣を切った。最初の1周でトップを切った人はヘルメットがもらえるらしい。が、現役自衛隊の教官を務めていて早瀬くんや箭内くんがいつも練習でお世話になっているらしい人が率いるチームはかなりのつわものでトップ。あっさりと1位をとられた。。

とはいえMTB経験豊富の早瀬くんが4周、それでいて3キロのコースを平均11分!最後の方でもペースが落ちないのもさすが。
コース下見でテンションが下がってしまった私も早瀬くんの走りを見てどんどんモチベーションがあがってきた。
4周まわった早瀬君とハイタッチして初のMTBレースに躍り出た。
最初の登り坂では、スタミナ的には十分あったけど技術的にうまく漕げなくて何回も転びそうになった。途中で仕方がなく降りてバイクを引っ張っていった。他のレーサーはゆっくりながらもうまく器用に漕いでいった。
ロードなら力いっぱいゆっくり漕いでいけばよかったけど、
MTBでは力いっぱい漕ぐとタイヤがすべり前へ進まない・・・。
どうしたらいいのか分からないので途中で降りたりまた乗って漕いでいく感じ。
トライアスロンで鍛えられたスタミナでどうにかなると思っていたが、技術的な要素でなかなかついていけない。
これはやべえぞ。早瀬くんからどうクリアしていくかをアドバイスを聞こうにもチームは二人しかいなくてどちらかが走らないといけないから聞くこともできない・・・。
自分の直感で走るしかない。そう考えた私はまず1周目をクリアしたあと、2周目はダンシングをとったりギアの調整を色々試したりした。
岩やくぼみだらけの下り坂では、ロードの感覚で下ったらタイヤが岩やくぼみにとられて
転びそうになった。転びそうになるのをカバーしようとして足をべダルで打った。痛かった!
木のチップで覆われた登り坂も漕ぐことができなくてバイクから降りて引っ張りながら上っていった。
漕いでいくより降りて引っ張って走るのが速いようなので私は初心者なりにバイクを引っ張って走っていくことにした。
レースになれているレーサーは皆そのまま漕いで上っていったが・・・。
最後のあたりは注意していけば楽に乗り越えられたので問題なかった。とはいえ、障害に気をとられたりロード用より重いバイクに振り回されるという感じでスタミナもあっというまに切れそうになった。
そして、2周で早瀬くんと交代!その後もしばらく早瀬君が4周、私が2周というのローテーションで交代。コースが難しいところではスタミナだけでなくパワーも結構使った。レース前に早瀬くんがいってたけどMTBは持久力だけでなく瞬発力も要求される競技。同じ距離でもMTBはロードの3倍に近い。と言ってたけどまさにその通りだった。

「トライアスロンのバイクとMTBは全然違う。」前からそういう話をよく聞かされていたけど自分の体で思い知らされた。はっきりいってMTBの方がきつい・・・!
もうすぐ1時間を切ろうとしていた。運営会場で成績をみてみると私たちのチームが上位にくい込んでいる!入賞を狙いたい!という欲がでてきた。
初めののほほんと参加して楽しもうという気持ちはどこかへいった。
手話通訳者のスタッフから説明があった。4時間で残り10分を切ったら交代はできないというルールらしい。
それを聞くと私は何回も時計を見ながら考えた。早瀬くんが10~11分のペースで、私の番がくるころには残り38分。
私がこれまでのように15分のペースでいくと残り10分オーバーして交代できなくなる。
最後に早瀬君に交代するためには2周を13、14分のペースでいかないといけない。
交代できないまま私の力で残り1周を残り時間で走ることは難しいが、早瀬くんなら10分台を切れる。そう考えた私は最後の力を振り絞って13分台を狙おうと思った。
早瀬君と交代をした後、1周目を思いっきりとばした。上り坂も降りて乗っての繰り返しで要領よく前に進もうとした。
2周目に差し掛かったときに早瀬くんから「あと残り2周まわって!」と言われた。
「あ、あ・・・。」1周を残り10分を切る前にゴールについて早瀬くんに交代して10分を頑張ってクリアしてほしい!そうすれば1周無駄なくカウントできるということを言いたかったけどそんな余裕はなかった。
2周目に突入したときには1周目の飛ばしすぎもあってペースがめちゃくちゃ。
それでもタイムをみながらあと何分・・・と意識し続けながら進めた。もう体の限界だった。
数回しか周っていないのにこんなに疲れが出るとは思わなかった。MTBがあまりにもハードすぎるのか、先週の佐渡島大会の疲れがまだ残っているのか・・・。
とにかく勝負魂に火がついた以上はここで終わりたくなかった。苦しみながらもようやく2周目のゴール。タイムをみると交代NGタイムまであと1分。今なら交代できる!そう思って陣地のところへいった。早瀬君はメンバーと談笑中。もうおそらく自分の出番は終わったと思ってくつろいでいたに違いない。
「交代!」「交代!」と何度も手話で叫びながら早瀬君のところにいった。
早瀬くんは状況が飲み込めなかったようで「え?」と面食らった顔をしてた。
「あと1周走るんだ。」
「違う、まだ交代できるタイム!残り10分、早瀬くんならできる。頼む!」
早瀬くんも状況が飲み込めたようでバイクにまたがった。ヘルメットがない!他の仲間たちがみつけてもってきてくれた。
まさにドタバタ劇。なんとか無事に交代できた・・・。
また漕ぐ羽目になった早瀬くんには申し訳なかったけど、私の今の実力からいってこうするしかなかった・・・。そのかわりまたこれから練習して強くなってやると心に誓いながらそのまま大の字になって寝た。

やがでゴール近くで皆で集まって早瀬くんともう一人のグループの芦崎くんを待ち構えていた。
その前に他の選手たちがゴールしてきたが、審査員やスタッフが「あと1周!」「あと1周!」と叫んだ。その選手は「え~?もう1周!?」とげんなりした表情でまたレース続行。
「あれ?もう終わりんじゃ?」と怪訝に思って手話通訳の人に確認してみたらトップの人がゴールするまではもう1周ゴールしてOKということだった。

「え~!」

・・・ということは早瀬君や芦崎君にもうあと1周走ってもらわないといけなくなる・・・。
代わりに走ってくれた早瀬くんにはますます申し訳ないと思った。
あのくつろいでいた状況から戦闘モードに戻るのはメンタル的にも本当にきつかっただろう。
まず芦崎君がやってきた。「あと1周!」と叫ぶ仲間たち。

「え~!」

しんどそうにまたレースに向かう・・・。彼もMTBは初めてやし、さすがに気の毒だと思った。

9分後に早瀬君が猛ダッシュで現れてきた。彼もこれでもう終わりと思ってたに違いない。
ゴールを切ってバイクから降りようとする早瀬くんを制止して

「あと1周!」

早瀬くんもやはり

「え~!」

しんどそうにレースに向かう・・・。彼ら二人とももう心が折れかけてるに違いない。
気の毒に思いながらも待つしかなかった。彼らの踏ん張りを期待して・・・。
鈴鹿レースでは、時間を切ったらその時点でカウントされた周回で決める方法だったが、今回の大会では、4時間前後にトップがゴールするまでにあと1周OKというルールらしい。
そのために芦崎君と早瀬君が地獄をみるはめになるとは。
事前にもっとルールを確認しておけばよかった・・・。

そしてトップがゴール。

その後、しばらくして早瀬くんがやってきた。芦崎くんを抜いてきたんだろう。
ゴールした早瀬くんは疲労感と充実感が混じったような顔をしていた。
本当に本当にお疲れ様でした・・・。

それから約5分後に芦崎君も疲労感たっぷりの顔でやってきた。
皆で無事ゴールできたことをたたえ合った。

すると、手話通訳の人が駆け寄ってきた。
「ろうおじさんチーム、3位入賞ですよ!」

「え~!」

よもや入賞するとは思わなかった。5位くらいだろうと思っていた。
幼馴染みの早瀬くんと抱擁して喜びを分かち合った。
箭内くんの率いるヤングチームも5位と健闘した。
早瀬君や箭内君の頑張りや強さはこれまでのレースレポートで知っていたけどこの大会でを目のあたりにして改めて強さを感じた。

私は初心者ということもあって反省という反省は思いつかなかった・・・。すべてが初体験だったので自分でもどう評価していいのか分からなかった。
ただ最後のほうでもう少し頑張れたかな・・・と思うことはあったが。
それと、前にMTB大会にエントリー連絡するときに箭内君に対して「ソロでもいい。」と言いきった自分を振り返ってゾッとしたわ。
今回のレースでMTBの乗り心地が経験できたのでMTB購入の参考にもなった。
他にも得るものが多くてわざわざ遠いところまで来たかいがあった。また、今度MTB大会があればぜひ誘ってくださいな。

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