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2011年7月18日 (月)

2011年7月17日〔早瀨憲太郎〕

大会名:第24回全日本MTB選手権
早瀬憲太郎選手 約46人中46位

自分の人生のおいて、まさか「全日本」という名の付くレースに出るとは思いもしませんでした。第24回全日本MTB選手権!この日本の最高峰のMTBレースは、一年に一回長野県にある富士見パノラマリゾートで開かれます。

自分の今の実力では、力不足ですが思い切って出場することにしました。いくつかのクラスに分かれていて私のクラスはマスターで約50人位ですが、Jシリーズのエリートやエキスパート選手がたくさんいました。一周4キロのコースを4周です。

Jシリーズとはまた違う、日本一の選手を決めるという大会の緊張感が会場全体に厳かに漂っていて気持ちが高ぶってきました。トップクラスの選手と一緒に走れる喜びと畏れでいつになく汗が噴き出てきます。

スタート直後の登り坂を焦らず登ろうとしたのですがなぜか足が回ってきません。息もすでに上がってしまっています。なんとか持ち直そうとした瞬間、後ろのタイヤがロックしてしまい激しく転倒してしまいました。もともと痛めていた肋骨に強い衝撃。

それでもバイクに乗ろうとすると太めの木の枝がデイレーラーに突き刺さっているではありませんか!取り除こうとするのですがなかなか抜けません。焦る心を必死に押さえてなんとか取り除きます。ところがエンドが変な角度に折れ曲がり折れそうになっていることに気付きました。

ギアがチェンジ出来ずチェーンが動かなくなってしまっています。何度か修復を試みたのですが何度やってもロックされています。気がつくと私の後ろには誰もいません。すっかり心が折れてここでリタイヤ(DNF)をしようとしたのですが、先日のニセコでのチーム代表の有持さんの姿がフラッシュバック!あの時と状況がほぼ同じなのにも関わらず有持さんはバイクを担いで走り抜けたのです。

ゴールまでたどり着けばリタイヤではなくきちんと順位もつきポイントもつきます。一度は折れた心をつなぎとめバイクを担いで走りだしました。後ろタイヤがロックされてしまうので下りも押すしかないのですが、これがなんときついことか!肋骨に激痛が走り何度も足がふらついてしまいます。「リタイヤしてしまえよ!」というもう一人の私が誘惑してきました。

そのたびに「ここでリタイヤしたらこの先レースで勝つことなど出来ないぞ!」というもう一人の私が叱咤します。漫画でよく見るシーンですがリアルに頭の中で話しかけてくるのには笑ってしまいました。観客達が拍手をしながら応援してくれて、なんとか誘惑する私を追い払います。

やっとのことでゴール。初めての全日本はこうして終わってしまいました。悔しさと痛さで頭の中が真っ白です。ついた順位は最下位。でも今回初めて実感したのですが、最下位でもきちんと最下位という順位がついているのですよね。つまりはきちんとレースに参加して結果を出したということ。リタイヤは数名ほどいましたが順位はついていませんでした。最下位でも胸を張るべきなんですね。

バイクはその日のうちに修理に出し無事治りました。身体の方も痛みはありますがたいしたことはありませんでした。これで新たな目標が生まれました。来年は記念すべき第25回の大会です。必ず参戦して上位を目指すぞ!

早瀨憲太郎

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